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暇人の戯言

自称暇人が暇な時につらつらと好き勝手書かせていただきます。

2位でもいいんです!~皆さん北岳を知ってますか?~

街角で初のムーンウォーカーと2人目のムーンウォーカーを尋ねてみると、ニール・アームストロングは知っていてもバズ・オルドリンをしている人は少ないでしょう。それと同じで国内最高峰が富士山であることは知っていても2番目に高い北岳を知っている人は少ないです。深田久弥の著書”日本百名山”の中でも

 

日本で一番高い山は富士山であることは誰でも知っているが、第二の高峰はと訊くと、知らない人が多い。北岳だよと教えても、そんな山はどこにあるかといった顔つきである。

 

とあり昔からあまり知名度は高くないです。

 

今回はあまり知られていない名峰北岳の魅力を私なりに伝えたいと思います。

 

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富士山(左)と北岳(右)のワンツーコンビ 

 

 私が初めて北岳と出会ったのは高2の冬に1人でバックパッカーをしている時、中央本線の松本行の鈍行列車の車窓からでした。笹子トンネルを抜け、勝沼から甲府盆地へ駆け下りるところで、突然視界が開けたと思えば次の瞬間、盆地を隔てた真正面にとても大きな壁が空に突き上げているような景色が見え、南アルプスを見たことのない当時の私でもそれが北岳を筆頭とした白峰三山であると直ぐに理解し胸が高鳴るのがわかりました。

 感激の初対面から2年以上が経っていた大学2年の夏、遂に日本2番目の高峰に登る機会がありました。しかし、その時は景色などを楽しむよりも難しい岩稜地帯を歩くことばかり考えていたので北岳バットレスがかっこいいなぁ~くらいしか感じていませんでした。それに突然の大雨や落雷に遭遇するわ、テント場争奪戦で縦走装備を担いで爆走するわで綺麗な景色や山容のことをあまり覚えていませんでした。(この時の落雷は割と冷や汗をかきました。)

 

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小太郎尾根分岐より北岳を望む

 

 北岳の魅力に気が付いたのは今年の夏、仙丈ケ岳に登った時のことでした。北岳槍ヶ岳の様にとがっているわけでもなく、穂高岳剱岳の様にごつごつとした岩肌をむき出しにしているわけでもなく、甲斐駒や鳳凰山のように真っ白な砂礫でおおわれているわけでもなく、特に特徴らしい特徴がありません。しかし、その目立たないところに高潔な気品があり見る人・登る人を引き付けているのだと思います。また、北岳から国内第四の高峰間ノ岳方面へと続く稜線は綺麗な曲線を描き、見るのもいいですし、歩くと空中散歩しているようでとても気持ちいです。

 

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仙丈ケ岳より北岳から中白根山への美しい稜線

 

 正直いくら文章で書き表しても魅力を伝えることはできないです。百聞は一見に如かずです。機会があればぜひこの凛と聳え立っている日本第二の高峰北岳を見に、登りに行ってください。