暇人の戯言

自称暇人が暇な時につらつらと好き勝手書かせていただきます。

平常心をもって一切のことをなす人、是を名人と云ふ也

 二日続けて名言を取り上げます。この言葉は江戸時代の剣士であり将軍家兵法指南役の柳生宗矩の『兵法家伝書』にある言葉です。名人というと何かを飛びぬけてできるだとか、人にはできないことをやってのける人のことを指していることが多いです。しかし、柳生宗矩のいう本当の名人というものは全ての物事を平常心でこなせる人であるわけです。インターネットで見る限り多くの人はこのように理解されています。しかし、私はこれに少し考えを付け加え「もって」の部分を「持って」と解釈します。平常心を持っているということは「自分を見失わない」こと、言い換えると「他人に流されない己の信念を持ってすべてのことをこなせる人が名人である」と捉えます。

 

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 学生時代の入試や就活というものはとても大変な人生のイベントです。いつも通りにできず、いつも通りの結果が出ずに悔し涙を流した人も多くいると思います。そうです!平常心を保っていることはとても難しいのです。平常心を保つスキルを取得するためには、日々繰り返し練習して身体に覚えさせることが近道であると私は考えています。そして、平常心を保つことができるほど訓練を重ねていれば、名人と呼ばれるほどの実力が身についているのではないでしょうか?

 

 最後になりましたが私はこの言葉が大好きです。自分もこの言葉の通り信念を持って、難易度に関係なくどのようなことでもいつもと変わらない実力を発揮できる名人を目指して日々精進いたします!